企画準備段階から約1年半をかけてきた弊会の「K.G.R50周年記念行事IN AKECHI 」が2015年7月19日(日) 約30名のOBの皆さんが全国各地から、開催地の岐阜県の明知鉄道に集結して、開催されました。
開催日からすでに2週間を過ぎていますが、少し余韻にひたりながら当日の様子を詳しくご紹介させていただきます。
当日は参加の皆さんは午前10時15分JR中央西線恵那駅横にある明知鉄道 恵那駅前に集合
恵那駅では山の天気というか少し小雨が降っていました。
今回は弊会創設50周年を記念して明知鉄道さんの貸切列車と一部定期列車にこの特製HMを掲出いただきました。
弊会の50周年記念ヘッドマークを着けた貸切列車が恵那駅ホームに入線
貸切列車(7D)は定刻10:30に恵那駅を明智駅に向けて出発
車内はOBの皆さんの和気藹々とした歓談(鉄談義)の花があちらこちらで
貸切列車を併結した定期列車(7D)は風光明媚な沿線風景の中明智へ
車内では明知鉄道に詳しい鉄道ライターの伊原 薫(いはらかおる)さんに沿線の見どころや撮影ポイントなどを詳しく解説いただきました。
明知鉄道は予想以上に急こう配区間が至る所にありました。リアビューも最高でした。
東野駅付近を行く貸切列車(7D)
貸切列車併結の定期列車(7D)は明智駅に11:19分定刻に到着しました。
明智駅では撮影班と体験運転班と2班に分かれそれぞれの鉄道を楽しみました。
体験運転班では、まずは明知鉄道の本社で学科講習を受けます。明知鉄道の本職の伊藤主任運転士さんから気動車の構造や運転方法についてテキストに基づいて我々素人にも分かりやすく説明いただきました。
テキストと運転用の白手袋を支給いただきました。テキストも結構詳しく日本の標準的な気動車の構造や運転方法がわかりやすく解説されていました。
いよいよ実車を使っての実技体験運転へ車庫へ移動しました。
この車両が今回体験運転で使用する気動車アケチ10型の13号です。
車体にはC12型SLとリニア新幹線のラッピングがされた車両です
体験運転の出発点は車庫の中なのでアケチ13号は車庫内へ移動させます。
本職の伊藤主任運転士さんの運転により車庫内へアケチ13号は車庫内の停止位置へピタリと停車さすがプロですね。
まずは始業点検や、構造の説明をアケチ13号を使って行っていただきました。
参加者の皆さんも間近に見る床下機器類に興味深々でした。
床下の機器には色々とチェックしないといけないポイントが色々ありました。
連結器回りにも重要なチェック項目が総括制御のジャンパ線などの説明も詳しく行っていただきました。
そして車庫の反対側には静態保存から動態保存に復活したC12244号が8/9の復活イベントに向けて着々と整備が進められていました。
今度は車内に全員乗車をしていよいよ運転実技講習会です。
参加者の皆さんは真剣な面持ちで伊藤主任運転士さんの説明に耳を
傾けています。
エンジン始動⇒圧力計エア適正値チェック⇒逆転機の操作⇒変速機の操作⇒ATSスイッチオン⇒ブレーキテスト(非常ブレーキ位置→ユルメ位置→常用ブレーキ位置→ユルメ位置→非常ブレーキ位置) そして初めて運転を開始することができます。
これがアケチ13号の運転席の機器です。
出発進行!と指差し確認喚呼します。
信号よーし!
体験運転とはいえ本物の気動車が自分の運転で動き始めた時は感動ものでした。
体験運転終了後には「体験運転証明書」を記念にいただくことができました。
また体験運転後再度撮影班の皆さんと明智駅で合流後、帰りの貸切ビール列車で車内懇親会です。車両はレールバスの雰囲気を残した今では希少車両のアケチ6型です。
初代鉄研会長の武田さんの乾杯の音頭で車内懇親会はスタート
鉄道ライターの伊原さんには終日ツアーアテンドまでしていただきとても充実したツアーとなりました。(飲み放題のビールのウェイターまでやっていただき感謝!です)
貸切ビールアケチ6型併結の花白温泉付近 18D
恵那駅までの車内は飲み放題ビールのピッチも皆さん速かった!
野志~山岡間を行く 18D
飯羽間駅 18D
定刻の17:13分 無事 恵那駅に帰着してK.G.R50周年記念行事IN AKECHI の全行程は無事終了いたしました。
当日は弊会の50周年記念行事にご協力いただいた明知鉄道社員の皆様ならびにツアーの企画協力・そして当日アテンドいただいた鉄道ライター 伊原 薫さん、関係の皆様へこの場をお借りしてお礼申し上げます。
(文責:誉田 勝)
※沿線撮影写真は山屋敷様のご厚意によりご提供いただきました。